2026年3月21日、X(旧Twitter)が誕生からちょうど20年を迎えた。2006年のこの日、創業者ジャック・ドーシーが投稿した世界初のツイートは、たった33文字だった。あの小さなつぶやきが、世界のコミュニケーションを変えた。
「just setting up my twttr」——2006年3月21日午後12時50分(太平洋標準時)、ジャック・ドーシーはこの一文を投稿した。「自分のtwttrをセットアップ中」という意味のこの投稿が、人類初のツイートとなった。当時はまだサービス名も「Twitter」ではなく「twttr」。ポッドキャスト会社「オデオ」の社内プロジェクトとして、ひっそりと産声を上げた瞬間だった。
@jack(ジャック・ドーシー)
just setting up my twttr
2006年3月21日 — 人類初のツイート
当初はオデオの社員向け社内ツールとして使われていたが、2006年7月に一般公開されると、口コミで急速に広まった。転機となったのは2007年のテキサスで開催された音楽・テクノロジーイベント「SXSW」。会場内にスクリーンを設置してツイートをリアルタイムで流したところ、1日あたりのツイート数が3倍に急増し、一気に注目を集めた。
日本では2008年4月に日本語版がスタート。2011年の東日本大震災では固定電話や携帯回線がつながりにくい中、リアルタイムで情報を届けるインフラとして活躍し、日本での普及を一気に加速させた。その後、日本は世界有数のTwitter大国へと成長していった。
📊 Twitterの20年・主なあゆみ
2006年 — ジャック・ドーシーが世界初のツイートを投稿
2007年 — ハッシュタグ機能が提案・普及
2008年 — 日本語版スタート
2010年 — リツイート機能追加、国内ユーザー1,000万人突破
2011年 — 東日本大震災で情報インフラとして注目
2022年 — イーロン・マスクが440億ドルで買収
2023年 — サービス名が「X」に変更
2022年、実業家のイーロン・マスクが440億ドル(約6兆円)で買収し、翌2023年にはサービス名が「X」へと変更された。青い鳥のロゴも姿を消し、新たな時代へと歩み始めた。しかし「ツイート」「リツイート」という言葉は今も世界中で使われ続けており、20年間で築いたその影響力は色褪せない。
たった33文字のつぶやきから始まったXは、今や世界で数億人が使うコミュニケーションの場となった。政治家から一般市民まで、誰もが同じ場所で声を上げられるこのプラットフォームは、間違いなく現代社会を形作った発明のひとつだ。誕生20周年、おめでとう。



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