日本の賃上げ率、3年連続で5%超——トヨタ・三井住友・ゼンショーなど大手が相次いで満額回答

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連合が発表した2026年春闘の第1次集計(3月23日時点・1100組合)で、賃上げ率は5.26%と3年連続で5%台を維持した。バブル期以来の歴史的な高水準が続いており、大手企業を中心に満額回答が相次いでいる。

連合がまとめた2026年春闘第1次集計の賃上げ率(加重平均)は5.26%で、25年春闘の1次集計5.46%を0.20ポイント下回ったものの、3年連続で5%の高水準を維持した。バブル期以降では最も高い水準が続いており、日本の給与水準が大きく変わりつつある。

3月18日の集中回答日にはトヨタ自動車が6年連続の満額回答など、電機や自動車など大手製造業を中心に高水準の回答が相次いだ。また三井住友銀行はメガバンクとして初めて初任給30万円を実現し、業界全体の給与水準を引き上げる先駆けとなった。

📊 2026年春闘 注目の賃上げ結果

トヨタ自動車 ── 6年連続の満額回答🏆
ゼンショーHD ── 平均6.7%・3年連続10%超の賃上げ
三井住友銀行 ── 初任給30万円(メガバンク初)
第一生命HD ── 3年連続で平均約7%
竹中工務店 ── 平均10%超・2年連続
大和ハウスリアルティ ── 平均20.80%の大幅賃上げ

業界別に見ると飲食・外食チェーンの賃上げが目立つ。すかいらーくHDが平均6.8%、ゼンショーHDが平均6.7%、ハイデイ日高は実質12.8%と、慢性的な人手不足が続く飲食業界が積極的な賃上げで人材確保に動いている。

企業賃上げ率特記事項
トヨタ自動車満額回答6年連続満額
ゼンショーHD6.7%3年連続10%超
三井住友銀行10%超(賞与込)初任給30万円(業界初)
第一生命HD約7%3年連続7%水準
竹中工務店10%超2年連続・初任給30万円
すかいらーくHD6.8%満額回答
大林組約7.5%ベア平均6%

今年は物価高を上回る所得増、すなわち「実質賃金のプラス定着」を目指し、大手企業を中心に過去最高額のベースアップ回答や、集中回答日を待たない早期妥結が相次いでいる。特に注目されるのが若手・高度人材への手厚い配分で、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2026年4月入社の初任給を42.5万円に引き上げ、外資系テック企業と渡り合える水準を打ち出した。

一方で課題も残る。組合員300人未満の中小労組も5.05%で2年連続の5%超えとなったが、連合が掲げた「全体5%以上、中小6%以上」の目標には遠く及ばない。大企業の賃上げの勢いを中小企業にも波及させられるかが、今後の焦点だ。

3年連続の5%超という歴史的な賃上げの流れは、日本の働く人たちにとって確かな追い風だ。4月の給与明細が、去年より少し厚くなることを楽しみにしている人も多いだろう。

出典:nippon.com — 2026年春闘第1次集計、 求人ボックスジャーナル

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